用語集

マレージング鋼

解説

マレージング鋼(maraging steel)とは、クロム、ニッケル、モリブデンなどの合金元素を加えて焼入れを行うことで、高強度と耐食性を両立させた鋼です。ゴルフクラブのシャフトに使用されることで、高精度なショットを実現しています。

マレージング鋼は、1930年代にアメリカで開発されました。当時、航空機用エンジンのタービンブレードに使用される高強度鋼の開発が進められていましたが、高強度化に伴い脆くなり、耐食性が低下するという問題がありました。これを解決するために、クロム、ニッケル、モリブデンなどの合金元素を加えて焼入れを行うことで、高強度と耐食性を両立させた鋼が開発されました。この鋼がマレージング鋼です。

マレージング鋼は、ゴルフクラブのシャフトに使用されることで、高精度なショットを実現しています。マレージング鋼は、高強度であるため、シャフトを細くすることができるため、スイング時の重量が軽くなり、スイングが速くなります。また、耐食性に優れているため、シャフトが腐食しにくく、長期間使用することができます。

マレージング鋼は、ゴルフクラブのシャフトに使用される高性能鋼です。高強度と耐食性を両立させており、高精度なショットを実現しています。