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COLUMN コラム

屋外ゴルフ練習場のショットマット交換|品番・寸法・既設枠を確認する発注ガイド

屋外ゴルフ練習場のショットマットを交換する際は、今の品番と、マット本体・既設枠の寸法を分けて確認します。ショットマットはボールを打つ部分、スタンスマットは足を置く部分です。打席全体を同じマットとして捉えると、替えたい部材と注文する商品がずれるおそれがあります。

発注前にそろえたいのは、部材を特定する情報と、打席に収まる条件。ここでは屋外打席の交換用マットに絞り、品番の確認から納品後の照合までを説明します。インドアの床全体を張り替える際の確認事項は、スクリーン・人工芝の交換施工ガイドで詳しく扱っています。

品番と交換する部材の確認

手元にある発注書や納品書は、品番を探す出発点です。現物の裏面表示や枠側の表示と照らし合わせ、どの商品を購入した記録なのかを確かめます。以前の注文が枠付きセットなら、その品番だけで交換マット単体を指定したことにはなりません。

ショットマットだけを替えるのか、枠も含めるのか。スタンスマットやティーも必要かを分けると、問い合わせの内容が具体的になります。現在と同じ形に戻す交換と、打席の構成を変える更新では、選定に必要な話も違うからです。写真に部材名を書き添えておくと、どこを替えたいかも伝わります。

メーカーが示す対応先も、品番の手がかりです。例えばライトの補充部品案内では、M-210をM-200ペアショットセット用としています。交換部材と対応するセットの品番が結び付いた案内です。過去の資料に載る品番は、現行品との対応や購入可否も販売担当へ確かめます。

枠の外寸と交換マットの寸法

枠の外寸は、枠全体の外側の端から端までの寸法です。内寸は、マットを収める開口の内側同士を測った寸法。交換品を選ぶときは、どちらの数値かを明記します。取り外せる構成ならマット本体も別に測り、幅と長さの方向が伝わる写真を残すと、販売担当も同じ箇所を見ながら話せます。

シーディアイゴルフの打席マット商品一覧を例にすると、スケールショットセットのGL-121・GL-122は約幅70cm×長さ100cmです。一方、セットに含まれるベストライSTショットマット48R(SM-511)は約幅40cm×長さ80cm、厚さ21mmと掲載されています。セット全体と、交換するマット単体では、参照する寸法が異なります。

このセット寸法から、枠の内寸まで推定することはできません。品番の対応を確かめる作業と、現場の収まりを調べる作業は、それぞれ必要です。角の丸みや切り欠きなど形状が分かる写真も添えれば、幅と長さだけでは伝わらない部分を共有できます。

採寸メモでは、単位もそろえるのが基本です。カタログで幅と長さはcm、厚さはmmとなっている場合、数字だけを抜き出すと読み違えかねません。測定箇所、方向、単位を一組にして記録し、現物の測定値とカタログの規格値は欄を分けます。使い込んで変形したり摩耗したりしたマットの測定値と、新品の規格を混同しないためです。

図1 枠と交換マットで測り分ける箇所

測定箇所を示す説明用イラスト。形状と寸法比は実物とは異なります。メーカー資料を参考に編集部構成。画像生成ツールで作成。

マットの厚みとティー穴の位置

製品全体の厚さとパイル長は、別の寸法です。パイル長は、人工芝を構成する芝糸の長さのこと。商品説明に両方があっても足し合わせず、枠との収まりを見るときは製品全体の厚さを使います。

枠やセットに記載された厚さとマット単体の厚さも、単純に加算して設置後の高さにはできません。現場で見たいのは、枠の中での収まりと、足を置く面に対する打面の高さです。既存マットの側面や枠に入った状態の写真があれば、どこからどこまでの高さかも伝わります。

ティー穴のあるマットは、穴の数や直径に加え、端から穴までの位置も記録します。長手方向と短手方向で基準にした端を示し、穴の中心まで測ったことを写真や略図に残すと明確です。打席に置いたときの向きも合わせれば、マットを回転させた図と取り違えにくくなります。

穴位置を基準端から指定する製品例のように、位置情報を注文内容として扱う販売方法もあります。穴加工の対応は商品ごとの条件です。ボールを自動でティーへ載せる自動ティーアップ機がある打席では、機種とティー周辺の写真も添えて、新しいマットとの位置関係を相談します。

既設枠を残す範囲と屋外の使用条件

マットだけを交換する計画でも、枠側の状態は残すかどうかの判断材料です。変形している箇所、傷み、がたつきの状況を写真にし、周囲の床と一緒に伝えます。寸法が近い商品を選んだだけでは、傷んだ枠の収まりまで解決することにはなりません。

枠も交換候補に含めるなら、マット単品と枠付きセットの構成品を比べます。セットにスタンスマットやティーまで含まれるかは、商品欄で確かめる項目です。手元に残る部材と新たに用意する部材が分かれば、必要な注文内容をそろえられます。

屋外施設では、屋根の有無や雨に当たる場所など、設置環境も相談資料になります。候補品の用途と、その打席での使用条件を合わせて選ぶためです。床や枠の改修まで考える段階なら、ゴルフ練習場全体のリニューアル計画も参考になります。その際は、部材の購入費と現場で行う作業費を分けて比べます。

打席別の数量と見積依頼の準備

交換枚数は、対象の打席番号に対応させて数えます。同じ練習場でも、枠の種類やティー位置が違えば、同一品として一括発注できるとは限りません。左右打席で構成が違う場合も、品番と形状、現物の向きを打席ごとに照らし合わせるのが基本です。

交換に使う枚数と、保管しておきたい予備の枚数は別に記載します。品番ごとの合計と打席別の内訳が一致しているかまで見るのは、取り違えや過不足を探すためです。数量を後から変更した際は、予備を含むかどうかも見直し、見積書と注文内容を最新の数字に更新します。

品番が読めない場合は、マットの表裏、枠の全景、メジャーを当てた箇所、ティー周辺を写真に残します。写真に付ける名前は、どの打席か分かるもの。採寸メモと対応させ、購入時期や過去の納品書も一緒に伝えると、部材の特定に必要な情報をまとめられます。

見積では、商品名と品番、単品かセットか、数量と付属品を照合します。商品価格だけの見積と作業込みの見積を比べるなら、送料や税、設置作業、撤去・処分まで、費用に含む範囲をそろえるのが前提です。納入先、希望時期、施設で受け取る担当者も、発注前に伝える情報です。

株式会社シーディアイ(CDI)が運営するシーディアイゴルフでは、ショットマットや枠、セット商品を紹介しています。既設マットの品番や寸法、枠の写真をもとに交換品を相談したい方は、シーディアイゴルフの問い合わせ窓口へご連絡ください。

納品後と設置時の照合

届いたら、品番と数量を注文内容に照らし合わせ、交換先の打席と対応させます。似た外観の部材では、荷札や商品表示も区別の手がかりです。寸法、形状、ティー穴の位置についても、発注時に残した写真や図を使って確かめます。

設置時は、枠への収まり、浮きやがたつき、ティー周辺との干渉を確かめます。収まらない箇所があれば、その状態を記録して販売担当と注文内容を再確認するのが先です。現場で切れば使えると決めて作業を進めず、製品の仕様と打席側の条件のどちらを見直すかを整理します。

次の注文で参照するのは、交換日、使った品番、対象打席の記録です。枠まで替えた打席とマットだけを替えた打席も分けておくと、予備品を選ぶ際に履歴をたどれます。

よくある質問

枠の外寸が同じなら、別のマットでも使えますか

外寸だけでは決められません。対応品番と枠の内寸、マット全体の厚み、角の形状、ティー穴の位置までが選定の条件です。既設枠に合う交換品として、これらを販売担当と照らし合わせます。

品番が分からない場合は何を伝えればよいですか

現物の表裏と枠の写真、採寸した場所と方向が分かるメモを用意します。厚みやティー穴の情報、過去の発注書も手がかりです。打席番号と資料を結び付けて伝えると、追加で何を調べるかを整理しやすくなります。

パイル長とマットの厚みは同じですか

パイル長は芝糸の長さで、マット全体の厚さとは別の項目です。芝の部分だけの数値を、そのまま枠に収まる製品全体の厚さとして扱わず、商品説明で測定対象を確かめます。

枠付きセットを選ぶのはどんなときですか

枠の傷みや変形がある場合や、打席の構成を変える場合は、枠を含む交換範囲も検討します。単品交換で対応できる部分と、セットで用意する部材を分け、別途必要なものが残らないよう照合するためです。

まとめ

ショットマットの発注は、替える部材の品番と、現場での収まりをそろえるところから始まります。枠全体の外寸、開口の内寸、マット本体の寸法と厚みを測り分け、ティー穴がある場合は位置と向きまで記録するのが基本です。

打席別の数量と現物写真を用意し、単品かセットか、付属品や作業をどこまで含めるかを詰めてから注文へ。採寸と発注の記録を納品時にも使えば、選んだ部材をどの打席へ設置するかまで一続きで照合できます。